内 向 型 革 命

- 内向型人間が快適に暮らし、社会に革命を起こすための指南書-

行き詰まったらすぐに逃げよう

日本人は我慢強い国民性で知られています。

石の上にも三年、ということわざがあるように、我慢強いことが良しとされる風潮があります。

確かに忍耐力があることは素晴らしいことです。

目標に向かって努力するには、忍耐力は必須でしょう。

しかし、あまりにも我慢しすぎると、いつのまにか限界を超え、気づいた時には時すでに遅しで再起不能な状態に陥っていることも珍しくありません。

 

こうした事態を避ける為には、「逃げる」という選択肢を常に持っていることが重要です。

やばくなったら逃げる。

すべてを捨てて逃げる。

人に迷惑をかけてもいいのでとにかく逃げる。

こうした選択肢を持つことで、心に余裕が生まれます。

 

日本では、鬱病に陥る人が急増しています。

残念ながら、自らの命を断つ人も後を立ちません。

みんな我慢しすぎなのです。

人に迷惑をかけないことを意識しすぎなのです。

周りのみんなに合わせることに神経を使いすぎなのです。

同調圧力が強すぎなのです。

失敗を恐れすぎなのです。

 

心身に不調を感じたら、早い段階で逃げるべきです。

まだ大丈夫と自分に言い聞かせるようになったらまずいです。

危険なサインです。

その段階で逃げる選択をしましょう。

それ以上我慢するのはやめましょう。

健全な人は、まだ大丈夫などと自分に言い聞かせたりはしません。

その時点でやばい状態なのですぐに逃げましょう。

すべてを放り投げて逃げることだけを考えましょう。

先日、安倍総理が健康を理由にいきなり辞任しましたが、あれでいいんです。

人に迷惑をかけていいので、とにかく逃げるのです。

 

逃げて心身が回復すれば、またチャレンジできます。

他方、逃げるのが遅れ心身共に潰れてしまっては、回復までにかなり時間がかかります。

場合によっては再起できないかもしれません。

そうなることが一番まずいです。

そうなる前に、とにかく逃げるのです。

 

逃げることは、立派な戦略の一つです。

困難を嗅ぎ分ける嗅覚も重要な能力の一つです。

戦負け知らずで知られているかのナポレオンは、負けそうな戦からはハナから逃げていたそうです。

勝てそうな戦だけを選んで戦っていたため、圧倒的な勝率を誇っていたのです。

戦うべき時と場所を嗅ぎ分ける能力に長けていたのです。

 

我々も、局面に応じて逃げるという選択をもっとすべきです。

会社に言われるがままの奴隷になってはいけません。

自分のことを守れるのは自分だけです。

周りの人が何と言おうと、自分で判断しましょう!