「世の中は理不尽なものである」と知る
世の中は自分の思い通りにいかない。
そう嘆く人も多いだろう。
他人と比べて自分の不遇に不満を漏らす人もいるだろう。
だが、嘆く必要はない。
なぜなら、そもそも世の中は理不尽なものだからである。
世の中の事象はランダムに起きている。
いつ、何が、どこで、どんな形で起こるのかは誰にもわからない。
それが自然の摂理である。
宇宙の起源であるビックバンがいつ起こるかなど誰も予想できなかっただろう。
毎年多くの国や地域で自然災害が起こるが、これらも誰も予想できない。
自然の摂理とはそういうものである。
人間ごときが何とかできる次元のものではないのである。
そこをまずはしっかりと認識しなければならない。
経済社会の事象や、あなたの身の回りで起きる出来事も然りである。
ランダム性のもとで、いつ何が起こるかはわからない。
なぜ事故に遭ってしまったのか、なぜ解雇されたのか、なぜ入試に落ちたのか、なぜ出世できないのか、なぜ転勤になったのか、なぜ人間関係がうまくいかないのか、なぜパワハラ上司にあたってしまったのか、なぜネガティブな性格なのか、などなど。
色々な悩みがあるだろうが、どれも自然の摂理のもとでランダムに起きたこと。
その発生を食い止めることはできないのである。
そうであれば、大事なことは、起きた事象にどのように対応するかである。
起きてしまったことを嘆いてばかりいても仕方ない。
その環境で何ができるかを考えるのである。
対応力を磨くのである。
その心構えがあれば、人生はきっと前向きになる。
世の中は理不尽なものと理解した上で、何が起きても前向きに取り組む姿勢。
これが大事である。