完璧主義を直すための3つの方法
日本人は真面目な国民性であるがゆえ、完璧主義な人も多いと思います。
物事を完璧にこなすのはとても素晴らしいことかと思いますが、その一方でかかる労力も膨大となり、疲れ果てている人も少なくありません。
成果とコストのバランス、いわゆる費用対効果を考えて行動することが重要です。
ここでは、完璧主義を直すための3つの方法を紹介したいと思います。
1.価値のない仕事は一切やらない
私は仕事を完璧にこなすことはとても素晴らしいことだと思います。
自分で行う場合もそうですが、仕事を任せた人が完璧に仕上げてくれたらとても嬉しいですし、信頼も厚くなると思います。
ただ、大事なのはメリハリをつけるということ。
ある仕事を完璧にこなしたいのならば、他の優先順位の低い仕事については可能な限り手を抜くようにするのです。
すべてを完璧にこなすのは無理です。
疲弊して倒れます。
無価値の仕事はばっさり切り捨て、重要な仕事に全力投球する。
この目利きが大事です。
最初はこの選別がうまくいかないこともあるかと思いますが、選球眼は経験とともに養われていきます。
全部を真面目にやろうとするのではなく、取捨選択してメリハリをつけるという意識を強く持ちましょう。
2.他人の評価や批判を気にしない
無価値な仕事に手を抜いていると、必ず文句を言ってくる輩が現れます。
年配のお局的な人などが典型です。
この手の人は、自分の存在価値を維持するためにも前例踏襲に強くこだわりますので、形式的で無価値な仕事もこれまで通りこなすことを求めてきます。
従来のやり方と異なることをすると、ネチネチと文句を言ってきます。
ましてや廃止にするなどした日には、鬼の形相で迫ってきます。
ただ、上記の通り、仕事にメリハリをつけることが大事ですので、周りから文句を言われてもその姿勢を崩してはいけません。
徹底的に手を抜くのです。
そのためには、断固たる決意が必要です。
強い意思のもと、周りからの不満はスルーしましょう。
3.他人に期待しすぎない
真面目な人は、自分に厳しいのと同時に、他人にも厳しい傾向にあります。
自分がこれだけやっているのだから、あなたもやって当然でしょ。
そんなスタンスの真面目さんが結構います。
でも、他人に期待しすぎるとがっかりすることが多いです。
自分の求める水準までかんばってくれないと、その期待値とのギャップが不満に変わり、ストレスとなります。
やめましょう。
他人に期待するのはやめましょう。
他人は自分の思い通りには動いてくれないという前提で、多様性を認めましょう。
許容範囲を広く持ちましょう。
それが自分の精神衛生状態を保つためのコツです。
以上、完璧主義を直すための3つの方法をご紹介いたしました。
仕事を丁寧にこなすことは素晴らしいことですが、やりすぎは禁物です。
いろんなことをスルーする力も身につけ、肩の力を抜きましょう!