先日オーディション番組を見た。
将来のデビューに向けて、メンバー入りすべく30人近くの女の子がオーディションを受けている番組だ。
みんな努力をしていて素晴らしいと思う一方で、気になる点もあった。
残念ながら選考に落ちてしまった子が審査員からフィードバックをもらう際、「生まれ変わることを期待している」と言われていた。
自分の殻を破って挑戦してほしいという意味なのだと思うが、その言葉がひっかかった。
生まれ変わらなければいけないのか?
自分の殻を破らなければいけないのか?
ありのままの自分ではいけないのか?
いろいろ考え方はあると思う。
今自分ができないことを克服して、新しい自分に生まれ変わることが大事だという人も多いだろう。
でも、私はありのままの自分を愛すことこそ大事だと思う。
自分の弱点を克服しようとするよりも、自分に配られたカードでどう戦うかを考えることが大事だと思っている。
そういう意味では、生まれ変わろうとしてはいけない。
自分の殻を破ろうとしてはいけない。
それは誤った方向への努力だ。
今のままでいい。
自分のままでいい。
自分にできることを探すんだ。
自分がやりたいことを大切にするのだ。
生まれ変わらなければできないことは、あなたに向いていることではない。
そっちの方向ではないのだ。
努力の美学というものもあると思う。
でも、それは時として危険なものだ。
熱血根性論に陥ってしまいがちだ。
そして、間違った方向に努力をして、もがき苦しむことが大事だと教えれる。
そうではない。
余裕が大事なのだ。
ゆとりが大事なのだ。
空白が大事なのだ。
無理をしなければできないことは、捨てよう。
そっちではないのだから。
自分が夢中になれることを探そう。
自分が楽にできることを探そう。
それがあなたが進むべき道なのだから。